アメリカに住んでいた頃、近所にメキシコ料理のお店があった。
知り合いに勧められたチキンライスを注文すると、パクチーがどっさりのっていた。
それがパクチーとの初めての出会いだったのだが、最初はクセが強くてあまり好きになれなかった。
それでもそのお店のチキンライスが食べたくて、いつも注文するメニューはそれだった。
ある日、いつもと同じようにチキンライスを注文したのだがパクチーはのっておらず、店員に尋ねると、切らしてしまったというから、パクチーなしでもおいしいからいいやと思って食べた。
ただその日のチキンライスの味が違っていた。
激しい物足りなさを感じた。
額縁のない絵画のような。
その時にはっと気付かされた。自分はものすごくパクチーを欲していると。
それ以来、「パクチスト」になってしまった。
そんな人間のブログである。
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